アベマキ 山地に生える落葉高木。樹皮(じゅひ)は灰黒(かいこく)色で,コルク質(しつ)が発達(はったつ)する。葉は互生(ごせい)し,長だ円形で,するどいきょ歯(ぎざぎざの刻(きざ)み)がある。雌雄同株(しゆうどうしゅ)で,雄花穂(ゆうかすい)は枝(えだ)の下部からたれさがり,雌花(めばな)は枝(えだ)の上部の葉のわきにつく。堅果(けんか)は卵球(らんきゅう)形で,長さ1.5〜2cm,殻斗(かくと)はわん形で外面に長いりん片(ぺん)が密生(みっせい)する。高さ:10〜15m,30mに達(たっ)するものもある。花期:4〜5月。分布(ぶんぷ):本州以南(いなん)・朝鮮(ちょうせん)半島・台湾(たいわん)・中国・インドシナ半島。(被子植物(ひししょくぶつ) ブナ目(もく) ブナ科(か))