アポトーシス 多細胞生物(たさいぼうせいぶつ)で,ある細胞(さいぼう)が自己(じこ)のプログラムによって自分(じぶん)で死(し)ぬこと。細胞(さいぼう)の自殺(じさつ)。オタマジャクシがカエルになるときに尾(お)をなくしたり,チョウの幼虫(ようちゅう)がさなぎになる変態(へんたい),人間(にんげん)などの脊椎動物(せきついどうぶつ)が発生(はっせい)の途中(とちゅう)で指間細胞(しかんさいぼう)の死(し)によってつながっていた指(ゆび)が分(わ)かれることなど,どれもアポトーシスのはたらきによるもの。その細胞(さいぼう)の遺伝子(いでんし)には一定(いってい)の時期(じき)に死(し)ぬ情報(じょうほう)が組(く)みこまれているので,取(と)りだして培養(ばいよう)したり別(べつ)の場所(ばしょ)に移植(いしょく)しても時期(じき)がくるとかならず死(し)ぬことになる。