アメリカがっしゅうこくけんぽう【アメリカ合衆国憲法】

1787年，フィラデルフィアの憲法制定会議(けんぽうせいていかいぎ）で起草されたアメリカ合衆国(がっしゅうこく）の憲法(けんぽう）。連邦制(れんぽうせい）をとり，権限(けんげん）を連邦(れんぽう）（中央）政府(せいふ）と各州政府(かくしゅうせいふ）とに分けている。連邦政府(れんぽうせいふ）は，外交，外国貿易(ぼうえき），課税(かぜい），常備軍保有(じょうびぐんほゆう）などの権限(けんげん）を認(みと）められた。政府(せいふ）は三権(さんけん）分立の原則(げんそく）にもとづき，大統領(だいとうりょう）を中心に組織(そしき）された行政府(ぎょうせいふ），下院と上院からなる立法府(りっぽうふ），連邦最高裁判所(れんぽうさいこうさいばんしょ）と連邦裁判所(れんぽうさいばんしょ）からなる司法府(しほうふ）とがある。憲法(けんぽう）の改定(かいてい）のためには，上・下院で改定案(かいていあん）が採択(さいたく）された後，4分の3の州議会(ぎかい）での賛成(さんせい）が必要(ひつよう）とされ，きわめてむずかしくなっている。