アリア 「小さな歌曲」「小さな楽曲」という意味で,オペラやオラトリオの中の美しい旋律(せんりつ)をもつ独唱(どくしょう)の部分のこと。詠唱(えいしょう)と訳(やく)している。オペラでは,おもな登場人物にふんした歌手の聞かせどころで,『蝶々夫人(ちょうちょうふじん)』の「ある晴れた日に」や『トスカ』の「歌に生き恋(こい)に生き」などが有名。例外的(れいがいてき)に器楽曲(きがっきょく)にもある。