ありあけかい【有明海 】 長崎(ながさき)・佐賀(さが)・福岡(ふくおか)・熊本(くまもと)の4県にかこまれた湾状(わんじょう)の海。水深はあさく,潮(しお)の干満(かんまん)の差(さ)が大きい。干潮(かんちょう)時には大きな干潟(ひがた)があらわれる。この干満(かんまん)の差(さ)と干潟(ひがた)を利用(りよう)して鎌倉(かまくら)時代の末(すえ)からすでに干拓(かんたく)が始められたが,江戸(えど)時代そして近代とますますさかんになり,現在(げんざい)も,大規模(きぼ)な干拓(かんたく)計画がある。沿岸(えんがん)では,貝類(るい)やノリの養殖(ようしょく)がさかん。コーチ 福岡(ふくおか)県大牟田(おおむた)市から熊本(くまもと)県荒尾(あらお)市にかけての臨海(りんかい)部は,不知火(しらぬい)・有明(ありあけ)・大牟田(おおむた)新産業(しんさんぎょう)都市に指定され,工業化が進んでいる。