アールエヌエー【RNA】 リボ核酸(かくさん)(Ribonucleic Acid)の略称(りゃくしょう)。細胞(さいぼう)の核(かく)および細胞質(さいぼうしつ)の中で,タンパク質(しつ)と結合(けつごう)し,リボ核酸(かくさん)タンパク質(しつ)として存在(そんざい)する。リボース(C5H10O5)を糖成分(とうせいぶん)とし,ほかに4種(しゅ)の塩基(えんき)(アデニン・グアニン・シトシン・ウラシル)のいずれか1つと,1分子のリン酸(さん)とが結合(けつごう)してヌクレオチドをつくり,このヌクレオチドが糸状(いとじょう)に,ある場合には不規則(ふきそく)ならせん状(じょう)にたくさん結合(けつごう)してRNAを構成(こうせい)している。RNAは,アミノ酸(さん)を運搬(うんぱん)し,結合(けつごう)させて,直接(ちょくせつ)タンパク質(しつ)の合成(ごうせい)にあずかっている。