アール=ヌーボー 新しい芸術(げいじゅつ)・新芸術(げいじゅつ)という意味で,1890〜1905年ごろ,フランス・ベルギー・ドイツ・オーストリアなどヨーロッパの国々で流行した歴史的様式(れきしてきようしき)を否定(ひてい)した芸術(げいじゅつ)運動。流動的(りゅうどうてき)な曲線が基調(きちょう)になった装飾(そうしょく)様式は,建築(けんちく)・家具・ポスター・食器(しょっき)などさまざまな分野に影響(えいきょう)をあたえた。繊細(せんさい)で優美(ゆうび)な線が特徴(とくちょう)。ガレのガラス,ミュシャのポスター,オルタの建築(けんちく)などの良質(りょうしつ)な手工芸(しゅこうげい)品が流行した。近年ふたたび注目を集めている。