あんどん【行灯】 昔の照明(しょうめい)用具の一種(いっしゅ)。木製(もくせい)の四角のわくに紙をはり,中に油ざらをおいて火をともす。室内にすえておくものや,柱にかけるもの,携帯(けいたい)用のものがある。◇はじめは携帯(けいたい)用であったが,江戸(えど)時代に提灯(ちょうちん)が普及(ふきゅう)してくると置行灯(おきあんどん),掛行灯(かけあんどん),釣行灯(つりあんどん)が生まれた。明治維新(めいじいしん)後,ランプやガス灯(とう)にとってかわられた。