(1421〜1502)室町時代後期の連歌師。生国はわからない。めぐまれない環境に育ち,早くから僧となって修行した。一方,連歌を宗砌や心敬に学び,全国を旅して連歌を広めながら指導につとめ,連歌の最もさかんな時代をきずいた。深みのある上品でおだやかな作風で,弟子たちとつくった『水無瀬三吟百韻』(大阪の水無瀬神宮に奉納した連歌集)は,連歌の模範とされている。また,関白一条冬良の命で『新撰菟玖波集』を編んだ。
コーチ
すぐれた
古典学者でもあり,
松尾芭蕉(
江戸時代の
俳人)にも深い
影響をあたえている。