いかすい【胃下垂】 胃(い)の位置(いち)が下がり,胃体(いたい)の下端(かたん)が空腹(くうふく)時でも骨盤腔(こつばんくう)の中まで下がっている状態(じょうたい)。胃下垂(いかすい)はやせている人に多いが,胃(い)のぜん動がよければ病的(びょうてき)ではない。しかし,胃(い)の運動が弱まり,内臓下垂(ないぞうかすい)もくわわって,胃(い)がいつももたれるようになると,胃下垂症(いかすいしょう)といわれる病気になる。腹筋(ふっきん)運動によって,予防(よぼう)やある程度(ていど)の治療(ちりょう)ができる。