いき【壱岐(国) 】 長崎(ながさき)県壱岐(いき)島の旧(きゅう)国名。西海道の1国。国府(こくふ)は今の壱岐(いき)市芦辺(あしべ)町,国分寺(こくぶんじ)は石田(いしだ)町におかれた。略称(りゃくしょう)「壱州(いっしゅう)」。北九州と朝鮮(ちょうせん)半島をむすぶ交通の要地(ようち)にあり,13世紀(せいき)の元寇(げんこう)には全島が元軍(げんぐん)に占領(せんりょう)された。室町(むろまち)時代には松浦党(まつらとう)の支配(しはい)下に入り,江戸(えど)時代は松浦氏(まつらし)の平戸藩(ひらどはん)が支配(しはい)。