いくじ・かいごきゅうぎょうほう【育児・介護休業法】

仕事(しごと）と育児(いくじ）・介護(かいご）を両立(りょうりつ）することを支援(しえん）するための法律(ほうりつ）。正式名称(せいしきめいしょう）は「育児休業(いくじきゅうぎょう），介護休業等育児又(かいごきゅうぎょうとういくじまた）は家族介護(かぞくかいご）を行(おこな）う労働者(ろうどうしゃ）の福祉(ふくし）に関(かん）する法律(ほうりつ）」。1992（平成(へいせい）4）年に施行(しこう）された育児休業法(いくじきゅうぎょうほう）に，介護休業(かいごきゅうぎょう）に関(かん）する法律(ほうりつ）を追加(ついか）する形(かたち）で1995年に成立(せいりつ），翌年施行(よくねんしこう）された。雇用者(こようしゃ）は従業員(じゅうぎょういん）から育児(いくじ）あるいは，介護(かいご）のための休業(きゅうぎょう）の申(もう）し出(で）があった場合(ばあい），一定期間(いっていきかん）の休暇(きゅうか）を与(あた）えることを義務付(ぎむづ）けられている。例(たと）えば，育児休業(いくじきゅうぎょう）は原則(げんそく）として子(こ）どもが1歳(さい）になる日まで(事情(じじょう）がある場合(ばあい）は1歳(さい）6か月(げつ）まで)，介護休業(かいごきゅうぎょう）は介護(かいご）が必要(ひつよう）な家族(かぞく）1人につき要介護状態(ようかいごじょうたい）ごとに1回(かい），合計(ごうけい）93日までの休業(きゅうぎょう）が認(みと）められている。休業中(きゅうぎょうちゅう）は給与(きゅうよ）は支払(しはら）われないが，一定額(いっていがく）の給付金(きゅうふきん）が保障(ほしょう）される。