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いじのあざまろ【伊治呰麻呂】

生没年不詳(せいぼつねんふしょう奈良(なら時代末期(まっき蝦夷(えみし出身の武将(ぶしょう。「これはるのあざまろ」ともいう。陸奥(むつ伊治(いじ村(いまの宮城(みやぎ栗原(くりはら市)を本拠(ほんきょとした蝦夷(えみし関東(かんとう・東北地方に住み,朝廷(ちょうていから異民族(いみんぞくとみられた人々)出身の武将(ぶしょうとして,はじめ朝廷側(ちょうていがわに立ち,政府(せいふの役人となった。780(宝亀(ほうき11)年,胆沢(いさわ地方(いまの岩手(いわて胆沢郡(いさわぐん)平定のために伊治城(いじじょうにおもむいた呰麻呂(あざまろは,降伏(こうふくした蝦夷(えみし構成(こうせいされた(ぐんをひきいて,とつぜん反乱(はんらんをおこした。この反乱(はんらん蝦夷(えみし集団的抵抗(しゅうだんてきていこうと考えられ,それまでくすぶっていた陸奥(むつ戦乱(せんらんは一気に広がったが,以後(いご呰麻呂(あざまろがどうなったかあきらかではない。

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