*いしぼうちょう【石包丁】 穀物(こくもつ)の穂先(ほさき)をつみとるための石器(せっき)。東アジアの初期農耕(しょきのうこう)文化にともなうもので,日本では弥生(やよい)時代の稲作(いなさく)に使用された。長さ12〜13cm,幅(はば)3〜5cmの扁平(へんぺい)なもので,多くは一方に刃(は)をつけ,反対側(がわ)に2個(こ)の穴(あな)をあけてひもを通し,ひもに指をかけ,手のひらににぎって使用した。