＊いじょうきしょう【異常気象】

ふつう，めったにあらわれないめずらしい気象(きしょう）現象(げんしょう）をさすが，その結果(けっか）人間の生活に大きな影響(えいきょう）をあたえるものをさすことが多い。たとえば，何十年に1度しかおこらないような豪雨(ごうう）や豪雪(ごうせつ），異常(いじょう）な低温(ていおん）や高温，かんばつなどがある。気象庁(きしょうちょう）では「30年に1回程度(ていど）で起(お）こる現象(げんしょう）」を異常気象(いじょうきしょう）と定義(ていぎ）している。

コーチ

原因(げんいん）として，偏西(へんせい）風の流れの変化(へんか），太陽活動の変化(へんか），エルニーニョに代表される海水温の異常(いじょう）や海流の変動(へんどう），火山の噴火(ふんか），雪氷面積(めんせき）の変化(へんか）などの自然的要因(しぜんてきよういん）と，二酸化炭素(にさんかたんそ）などの増加(ぞうか），森林破壊(はかい）や砂漠(さばく）化などの人為的要因(じんいてきよういん）が考えられている。