いそうさけんびきょう【位相差顕微鏡】 1934年に,オランダのゼルニケによって発明された顕微鏡(けんびきょう)の一種(いっしゅ)。照明系(しょうめいけい)に特殊(とくしゅ)のしぼりと,対物レンズの後ろに位相(いそう)板を入れることが特徴(とくちょう)。これまでの顕微鏡(けんびきょう)では見ることのできない厚(あつ)さや,屈折率(くっせつりつ)の部分的(ぶぶんてき)なちがいを,明るさの差(さ)にかえて見ることができるようにしたものである。◇生きたままの試料(しりょう)を見る生物学や医学の分野で,多く使われている。