いっこういっき【一向一揆】 戦国(せんごく)時代に一向宗(いっこうしゅう)(浄土真宗(じょうどしんしゅう))の信徒(しんと)たちがおこした一揆(いっき)。畿内(きない)・北陸(ほくりく)・東海地方などでさかんにおこされたが,なかでも1488年の加賀(かが)(石川(いしかわ)県)の一向一揆(いっこういっき)では,守護(しゅご)大名の富樫氏(とがしし)をほろぼし,約(やく)100年間,信徒(しんと)たちが同国を支配(しはい)した。コーチ 一向一揆(いっこういっき)は,村としてのまとまりの上に,講(こう)・組などの教団組織(きょうだんそしき)がくわわったため,団結(だんけつ)が強かった。わかき日の徳川家康(とくがわいえやす)も三河(みかわ)(愛知(あいち)県)の一向一揆(いっこういっき)に苦しめられている。