いっさんかたんそちゅうどく【一酸化炭素中毒】 一酸化炭素(いっさんかたんそ)を吸入(きゅうにゅう)することによる中毒(ちゅうどく)症状(しょうじょう)。一酸化炭素(いっさんかたんそ)はヘモグロビンと結合(けつごう)する力が酸素(さんそ)よりも強いため,血液(けつえき)の酸素(さんそ)が不足(ふそく)することに起因(きいん)する。家庭用燃料(ねんりょう)の不完全燃焼(ふかんぜんねんしょう)のほか,鉱山労働(こうざんろうどう)時,自動車や工場の排(はい)ガス吸入(きゅうにゅう)時などにもおこる。軽症(けいしょう)の場合は通風をはかればよいが,重症(じゅうしょう)の場合は,意識(いしき)をうしない,死にいたることもあるから医師(いし)の診察(しんさつ)が必要(ひつよう)である。