いと【糸】 繊維(せんい)をよりをかけながら細く長くのばしたもの。織物(おりもの),編(あ)み物(もの),レース,ぬい糸などの材料(ざいりょう)として利用(りよう)される。原料(げんりょう)の繊維(せんい)の種類(しゅるい)によって,綿(めん)糸・毛糸・絹(けん)糸・レーヨン糸・スフ糸・合成繊維(ごうせいせんい)糸・ガラス糸・紙糸などがある。また,製法別(せいほうべつ)には紡績(ぼうせき)糸・フィラメント糸・加工(かこう)糸に,よりの強さや,より合わせ方などによって,右より糸・左より糸・あまより糸・単(たん)糸・かざり糸などに分けられる。糸の太さは長さと重さの関係(かんけい)から,番手かデニールの単位(たんい)で表す。番手は数が大きくなるほど糸は細く,反対にデニールは太くなる。