イブン=バツータ (1304〜1377ごろ)モロッコの大旅行家。1325年メッカ(マッカ)巡礼(じゅんれい)をめざして故郷(こきょう)を出,西アジアから中央アジア・インド・スリランカ・スマトラをへて元(げん)朝下の中国をおとずれ,1349年帰国。その後もスペインのグラナダ,西スーダンなどを旅した。◇口述(こうじゅつ)の旅行記『リフラ』は,アラビア文学中でも独自(どくじ)の地位をしめ,傑作(けっさく)。