いろはがるた【いろは歌留多】 大人の歌がるたにならって,子どもむきにつくられたかるたのこと。いろはの47文字と,「京」で始まる読み札(ふだ)48枚(まい),その内容(ないよう)を絵にした取り札(ふだ)48枚(まい)からなる。江戸(えど)時代中期に始まり,京都(きょうと)・大阪(おおさか)(名古屋(なごや))・江戸(えど)と,それぞれ文句(もんく)の異(こと)なるかるたが流行した。用例 「い―犬も歩けば棒(ぼう)にあたる」「ろ―論(ろん)より証拠(しょうこ)」「は―花より団子(だんご)」などがあり,「京―京の夢大阪(ゆめおおさか)の夢(ゆめ)」がくわわる。◇小学校でも,社会科の地域(ちいき)学習や生活科などで,いろはがるたを模(も)したかるたづくりがさかんに行われている。