労働用のほか,乳や肉を得るために飼われている家畜。ウシ目ウシ科のうち,ウシ亜科ウシ族の動物,5属13〜14種をさす。インドおよび東南アジア産のスイギュウ(大半は家畜),タマラオ・アノア・ガウル・ガヤール(家畜)・バンテン・コブウシ(家畜)・コープレイ・ヤク(一部家畜),ヨーロッパ産のヨーロッパバイソンおよび家畜のウシ(祖先は絶滅したオーロックス),北アメリカ産のアメリカバイソン,アフリカ産のアフリカスイギュウ・アカスイギュウ(前者の亜種ともされる)がある。この13〜14種のうち5種は,家畜および家畜化が進んだものである。◇ウシが家畜として飼われるようになったのは紀元前5000年のころからといわれ,産地は南北アメリカ・ロシア・ブラジル・中国・アルゼンチンなど。日本では北海道・南九州・岩手県などでの飼育が多い。(哺乳類 ウシ目 ウシ科)
コーチ
家畜化の進んでいるスイギュウとヤクの2
種はその野生
種が少なくなり,
国際保護動物となっている。