ウツボ 沿岸(えんがん)の岩礁地帯(がんしょうちたい)や潮(しお)だまりにすむ海水魚。性質(せいしつ)があらく,小動物をとらえて食べるほか,タコをこのみ,これと闘争(とうそう)する。夜間に活動し,昼間は岩礁(がんしょう)の穴(あな)や岩の間にかくれる。千葉(ちば)県・和歌山(わかやま)県などでは,煮(に)たり,干物(ひもの)にして食用にする。皮は強く美しいので,なめして細工に用いられることがある。全長(ぜんちょう):約(やく)80cm(トラウツボ)。分布(ぶんぷ):日本中部以南(いなん)・フィリピン。(硬骨魚類(こうこつぎょるい) ウナギ目 ウツボ科)