ウミシダ【<海羊歯>】 棘皮(きょくひ)動物 ウミユリ類(るい) ウミシダ目に属(ぞく)する動物のこと。羽状(うじょう)の腕(うで)をもち,つる状(じょう)の巻(ま)き枝(えだ)で石などにしがみつくようすは,動物というよりはむしろ海底(かいてい)に生えるシダといった感じ。低潮線(ていちょうせん)から200mくらいの深さにすむ種(しゅ)が多いが,2000mをこえるところにも見られる。すべて雌雄異体(しゆういたい)。浮遊幼生(ふゆうようせい)は,さか立ちした状態(じょうたい)で細い柄(え)のある幼生(ようせい)となるが,成長(せいちょう)とともに柄(え)がなくなり,シダのような形になる。日本産(さん)96種(しゅ)。◇葉のような触手(しょくしゅ)でプランクトンを集めて食べる。