エーイーディー【AED】 救命装置(きゅうめいそうち)の自動体外式除細動器(じょさいどうき)のこと。Automated External Defibrillatorの略称(りゃくしょう)。突然死(とつぜんし)の大きな原因(げんいん)となる心臓(しんぞう)の心室細動(心室が小刻(こきざ)みにふるえ全身に血液(けつえき)を送れなくなる状態(じょうたい))を,外からの電気ショックによりとりのぞき,拍動(はくどう)を正常(せいじょう)にもどすための医療機器(いりょうきき)。心室細動が起こると心臓(しんぞう)はポンプの役割(やくわり)をはたせず,救命率(きゅうめいりつ)は1分ごとに10%ずつ失(うしな)われ,10分で救命(きゅうめい)は不可能(ふかのう)になる。そこで一刻(いっこく)も早い処置(しょち)が必要(ひつよう)なため,公共施設(こうきょうしせつ)などへの設置(せっち)も進められている。