えじ【衛士】 律令制度(りつりょうせいど)における兵役(へいえき)の1つで,皇居(こうきょ)の警備(けいび)や雑役(ざつえき)にしたがった兵士(へいし)。諸国(しょこく)の軍団(ぐんだん)から1年交替(こうたい)で都にのぼり,衛門府(えもんふ)(定員400人)・左右衛士府(えじふ)(定員各(かく)600人)に所属(しょぞく)した。平安時代の中期以後(いご),武士(ぶし)がおこり,中央へ進出するにつれ,この制度(せいど)はおとろえた。