えぞち【蝦夷地】 江戸(えど)時代,北海道(ほっかいどう)を中心とする地域(ちいき)の呼称(こしょう)。18世紀末(せいきまつ)ごろからロシアが南下してきたことから,1799〜1821年にかけて幕府(ばくふ)が蝦夷(えぞ)地を直接支配(ちょくせつしはい)した。一時は松前藩(まつまえはん)に支配(しはい)をゆだねたが,のち箱館奉行(はこだてぶぎょう)が全蝦夷(えぞ)地を支配(しはい)し,明治維新(めいじいしん)をむかえた。