アフリカ北東部にある,アフリカ最古の独立国。政体は共和政で,元首は大統領。首都アディスアベバ。国土の大部分がエチオピア高原にあり,海抜1500〜2500mの範囲に人口が集中。高原の北部は降水量が少なく,テフ(アワの一種)・麦類・モロコシ類・豆類の栽培,牛・羊の飼育が行われる。高原の南部は熱帯雨林地帯で,テフやコーヒーの産地(カファという場所はコーヒー誕生の地)。紀元前10世紀ごろ王国が成立したといわれる古い歴史をもつ国で,皇帝の支配がつづいた。1974年に皇帝は廃位され,その後は社会主義化が進められたが,全土が内戦状態になった。1991年以降,社会主義路線から転換。面積:110.4万km2,人口:8295万。
国名の由来
ギリシャ語で「日に焼けた顔の人々」を意味するアイティオピアによる。
国旗の由来
緑・黄・赤はアフリカの色,中の紋章は「ソロモンの星」で国家の統合と発展を表している。