アフリカ中東部,紅海にのぞむ新興国。1993年5月,エチオピアの1州が分離独立して成立。政体は一党制の暫定政権。元首は大統領。首都アスマラ。1890年イタリアの植民地。1952年エチオピアとの連邦国家となり,1962年エチオピアの1州となった。その後,分離独立を要求して中央政権と内戦をつづけ,1991年にメンギスツ独裁政権をたおして,独立の準備を進めてきた。国土は,内陸の高原と紅海ぞいの平野からなる。主産業は牛・羊などの牧畜と綿花・タバコ栽培の農業。面積:11.8万km2,人口:525万。
国名の由来
ギリシャ語の「赤」,エリトゥラーによる。紅海の語源でもある。
国旗の由来
緑は大地,青は紅海,赤は闘争によって流された血を表す。輪を描くオリーブの枝の紋章は,独立闘争の勝利と希望に満ちた国の姿を表す。