えんかマグネシウム【塩化マグネシウム】 化学式 MgCl2 にがりの主成分(せいぶん)で,純粋(じゅんすい)でない食塩(しょくえん)が潮解(ちょうかい)性(せい)を示すのは,このためである。実験室(じっけんしつ)では,酸化(さんか)マグネシウムまたは炭酸(たんさん)マグネシウムを塩酸(えんさん)にとかしてつくる。結晶(けっしょう)水のないものは無色(むしょく)の粉末(ふんまつ)で,吸湿性(きゅうしつせい)が強く,水にとける。結晶(けっしょう)水をふくむものは,空気中で加熱(かねつ)すると分解(ぶんかい)して酸化(さんか)マグネシウムになる。コーチ 金属(きんぞく)マグネシウムの電解精錬(でんかいせいれん)の原料(げんりょう),とうふの製造(せいぞう),木材(もくざい)防腐剤(ぼうふざい)などに利用(りよう)される。