(1820〜1895)マルクスとならぶ「科学的社会主義」の創始者。ドイツ西部,バルメンの織物工場主の家の生まれ。1845年からマルクスと共同作業を重ね,1848年に共著で『共産党宣言』をだした。同じ年,フランスのパリでおこった二月革命の失敗後は,イギリスのマンチェスターで家業につき,『資本論』を書いていたマルクスを経済的に援助。1864年に世界各国の共産主義者によってつくられた第1インターナショナルに参加,指導した。マルクスの死後,かれが書きのこした『資本論』の原稿を整理して出版した。著書に『空想から科学へ-社会主義の発展』『家族・私有財産および国家の起源』などがある。