えんずい【延髄】 脳(のう)の最下(さいか)部で,脊髄(せきずい)の上方にある部分。脊髄(せきずい)より太くなっているので,球(きゅう)ともよばれる。延髄(えんずい)には脳神経(のうしんけい)の大部分がでる灰白質(かいはくしつ)がある。また延髄(えんずい)には呼吸(こきゅう)や血管(けっかん)運動の中枢(ちゅうすう),消化の調節(ちょうせつ)の中枢(ちゅうすう),目の反射(はんしゃ)や気管保護(きかんほご)の反射(はんしゃ)の中枢(ちゅうすう)などがあり,生命の維持(いじ)に最(もっと)も大切な部分ということができる。