えんでん【塩田】 天日を利用(りよう)して海水を濃縮(のうしゅく)し,塩(しお)をとるための設備(せつび)。かつて瀬戸内(せとない)海地方に発達(はったつ)した。揚(あ)げ浜式塩田(はましきえんでん)から入り浜式塩田(はましきえんでん)へ,さらに流下式塩田(えんでん)へと能率的(のうりつてき)な塩田(えんでん)が開発されてきたが,イオン交換樹脂膜法(こうかんじゅしまくほう)という新(しん)製塩(せいえん)法(ほう)がとりいれられ,塩田(えんでん)がいらなくなったので,1972(昭和47)年に塩田(えんでん)はすべてなくなった。コーチ 瀬戸内(せとうち)では,いらなくなった塩田跡(えんでんあと)地が臨海(りんかい)工業地帯(ちたい)に転用された。