えんとうぶんすい【円筒分水】 農業用水(のうぎょうようすい)を農地(のうち)に送(おく)る設備(せつび)。円筒分水工(えんとうぶんすいこう),円形分水(えんけいぶんすい)ともいう。水を均等(きんとう)に分配(ぶんぱい)するためにつくられた。円筒状(えんとうじょう)の設備(せつび)の中(なか)へ下(した)から水を送(おく)りこみ,円(えん)の縁(ふち)から水をあふれさせて農地(のうち)へ分配(ぶんぱい)する。円(えん)の縁(ふち)に仕切(しき)りを設(もう)けることで均等(きんとう)に水を分配(ぶんぱい)することができるしくみ。大正時代(たいしょうじだい)に岐阜県(ぎふけん)でつくられ,その後全国各地(ぜんこくかくち)でつくられるようになった。