オイルマネー 産油(さんゆ)国が石油を売って得(え)た外貨(がいか)のこと。1970年代のオイルショック後,アラブの産油(さんゆ)国が使いきれない巨額(きょがく)のドルを手に入れ,それが国際金融(こくさいきんゆう)市場に出まわったため,国際通貨(こくさいつうか)不安(ふあん)の大きな原因(げんいん)となったことがあった。1980年代以降(いこう)石油価格(かかく)が下がりオイルマネーは少なくなっていたが,2004年からの石油価格(かかく)の高騰(こうとう)でふたたび注目される。◇オイルダラーともペトロダラーともよばれる。