おうしゅうふじわらし【奥州藤原氏】 平安時代後期,平泉(ひらいずみ)(岩手(いわて)県)を中心に奥羽(おうう)(東北)地方に勢力(せいりょく)をふるった豪族(ごうぞく)。前九年の役(えき)・後三年の役の後,平泉(ひらいずみ)を中心にさかえ,清衡(きよひら)・基衡(もとひら)・秀衡(ひでひら)・泰衡(やすひら)と4代つづいたが,1189年,泰衡(やすひら)のときに源頼朝(みなもとのよりとも)にほろぼされた。コーチ 奥州(おうしゅう)に産(さん)する黄金や馬を京都(きょうと)の摂関(せっかん)家に献上(けんじょう)してむすびつきを強める一方,京の文化をとりいれて平泉(ひらいずみ)文化の花をさかせた。