武家政治や共和政を廃止して,もとの君主政治にもどすこと。
(1)1867年10月14日の大政奉還後,倒幕派は12月9日(太陽暦では翌年1月3日)にクーデターをおこし,摂政・関白と幕府の廃絶,総裁・議定・参与の三職の設置,すべて神武創業のはじめにもどすことなどをきめた「王政復古の大号令」を出した。同じ日の夜に行われた小御所会議によって将軍徳川慶喜の処分をきめ,幕府の勢力は新政府から除外された。
(2)イギリスで,清教徒革命後の共和政に代わり,1660年にスチュアート朝のチャールズ2世が王位についたこと。
(3)フランスで,フランス革命とナポレオン支配の後,1814年にブルボン朝のルイ18世が即位したこと。