おおおかしょうへい【大岡昇平】 (1909〜1988)昭和時代の小説(しょうせつ)家。東京(とうきょう)に生まれる。第二次世界大戦(たいせん)前は,フランスの作家スタンダールの研究家として知られていた。戦後(せんご)になって,フィリピンでの捕虜(ほりょ)生活の体験(たいけん)をもとにした『俘虜記(ふりょき)』を発表して作家としての活動を始めた。代表作に『武蔵野夫人(むさしのふじん)』『野火(のび)』『レイテ戦記(せんき)』などがある。