オオクチバス 北アメリカ原産(げんさん)の淡水魚(たんすいぎょ)で,1925(大正14)年に神奈川(かながわ)県芦(あし)ノ湖に移入(いにゅう)され,以後人為的(いごじんいてき)放流により相模(さがみ)湖など各地(かくち)で野生化したものが見られる。夏は湖の岸近くで,昆虫(こんちゅう)・エビ・小魚などを食べ,冬は深いところにひそむ。ブラックバスともよばれ,釣(つ)りの対象(たいしょう)とされ愛好(あいこう)者が多い。貪欲(どんよく)な食性(しょくせい)で,在来種(ざいらいしゅ)であるエビ類(るい)やワカサギ,タナゴ類(るい)などがおそわれ,生態系(せいたいけい)がこわされてしまうケースが多発し,問題視(もんだいし)されている。全長(ぜんちょう):50cm。原産(げんさん)は北アメリカだが,現在(げんざい)は全国各地(かくち)に分布(ぶんぷ)。(硬骨魚類(こうこつぎょるい) スズキ目 サンフィッシュ科)