おおだいこ【大太鼓】 打楽器(だがっき)の1つで,太鼓(たいこ)の一種(いっしゅ)。(1)洋楽の大太鼓(だいこ)はバス=ドラムともいう。洋楽で最(もっと)も大きな太鼓(たいこ)(丸胴(まるどう)わくの両面に皮をはり,頭に玉をつけたばちで片側(かたがわ)の皮を打ち鳴らす。横から打って演奏(えんそう)するが,行進のときは肩(かた)にかけて用いる)で,主として吹奏楽(すいそうがく)・管弦楽(かんげんがく)のリズム・拍子(ひょうし)を打つ。(2)邦楽(ほうがく)の大太鼓(だいこ)(中央部がややふくらんだ木製(もくせい)の胴(どう)の両面に皮をはったもので,台の上に水平にのせ,短い2本のばちを使って打奏(だそう)する)は,神楽(かぐら)ばやしや歌舞伎(かぶき)の下座(げざ)音楽に用い,用い方によってやぐら太鼓(だいこ)・祭り太鼓(だいこ)・宮太鼓(だいこ)・ひき太鼓(だいこ)などという。