おおつきげんたく【大槻玄沢】 (1757〜1827)江戸(えど)時代後期の蘭学(らんがく)者。陸奥(むつ)国(岩手(いわて)県)一関(いちのせき)の生まれ。江戸(えど)へ出て杉田玄白(すぎたげんぱく)・前野良沢(まえのりょうたく)に蘭学(らんがく)と医学を学び,ついで長崎(ながさき)でオランダ通詞(つうじ)からオランダ語を教わった。江戸(えど)にもどって仙台藩(せんだいはん)医(い)をつとめるかたわら,芝蘭堂(しらんどう)という塾(じゅく)を開いて蘭学(らんがく)教育にあたった。オランダ語の入門書『蘭学階梯(らんがくかいてい)』のほか,著書(ちょしょ)が多数ある。コーチ 大槻玄沢(おおつきげんたく)の塾(じゅく)では,オランダ正月と称(しょう)して太陽暦(れき)で新年をいわっていた。