(1906〜2010)昭和時代前半から活躍した日本を代表する舞踏家。北海道生まれ。日本体育会体操学校(現在の日本体育大学)を卒業。1929(昭和4)年,来日したスペインの舞踏家ラ・アルヘンチーナの公演に感激,体育教師をしながら石井漠のもとでモダンダンスを学ぶ。36年,ドイツに渡り修業を積むが38年,出征のため帰国。戦後の1949年に第1回のリサイタルを開く。60年代に土方巽と出会い,暗黒舞踏公演を共演する。日本国内にまして海外での評価が高く,1999年にはイタリアのミケランジェロ・アントニーオ賞を受賞。100歳をこえても現役で公演活動を続けていた。