おおばん【大判】 安土桃山(あづちももやま)・江戸(えど)時代に使用された金貨(きんか)の種類(しゅるい)。大判(おおばん)は10両判(りょうばん)。小判(こばん)は1両判(りょうばん)。大判(おおばん)は1枚(まい)およそ44匁(もんめ)(165g)が基準(きじゅん)であった。江戸幕府(えどばくふ)が金座(きんざ)で鋳造(ちゅうぞう)した大判(おおばん)は慶長大判(けいちょうおおばん)をはじめ8種(しゅ)で,大名など上流武家(ぶけ)のおくりものなどに使用し,一般通貨(いっぱんつうか)ではない。小判(こばん)は同じく10種(しゅ)で,これが金貨(きんか)の主体であった。コーチ 1588年,豊臣秀吉(とよとみひでよし)がつくらせた天正大判(てんしょうおおばん)が最初(さいしょ)。