おおむらすみただ【大村純忠】 (1533〜1587)安土桃山(あづちももやま)時代の武将(ぶしょう)。肥前(ひぜん)国(長崎(ながさき)県)大村(おおむら)の領主(りょうしゅ)で,最初(さいしょ)のキリシタン大名。財政(ざいせい)をゆたかにするためにポルトガルと貿易(ぼうえき)することを考え,イエズス会の宣教師(せんきょうし)の布教(ふきょう)をゆるし,領内(りょうない)の横瀬浦(よこせうら)をはじめ長崎(ながさき)を開港した。1580年には長崎(ながさき)をイエズス会に寄付(きふ)して教会領(りょう)にするなど,キリスト教の保護(ほご)に力をつくした。さらに1582年,大友宗麟(おおともそうりん)・有馬晴信(ありまはるのぶ)とともに天正少年使節(てんしょうしょうねんしせつ)をつかわした。◇洗礼(せんれい)名(キリスト教徒(と)としての名前)はバルトロメオ。