おざきほうさい【尾崎放哉】 (1885〜1926)大正時代の俳人(はいじん)。鳥取(とっとり)市に生まれる。本名は秀雄(ひでお)。東京帝国(とうきょうていこく)大学(今の東京(とうきょう)大学)法学部卒(ほうがくぶそつ)。保険(ほけん)会社のエリート社員という職(しょく)をすて,各地(かくち)の寺で堂守(どうもり)をしながら荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)主宰(しゅさい)の『層雲(そううん)』に自由律俳句(じゆうりつはいく)を発表した。死後,句集(くしゅう)『大空』が刊行(かんこう)された。◇「咳(せき)をしても一人」「入れものが無(な)い両手で受ける」