オッペケペぶし【オッペケペ節】 明治(めいじ)時代中期に流行した時代風刺歌謡(ふうしかよう)。もともとはナンセンスな歌詞(かし)をもった曲に,自由民権(みんけん)運動に参加(さんか)した川上音二郎(かわかみおとじろう)が,風刺的(ふうしてき)な歌詞(かし)をつけた。1891年(明治(めいじ)24)に大阪(おおさか)の寄席(よせ)で歌いはじめられると,全国的(ぜんこくてき)に大流行。壮士(そうし)とよばれる政治(せいじ)活動家が街頭(がいとう)で,歌詞(かし)を書いたパンフレットを売り歩いた。→川上音二郎(かわかみおとじろう)