オランウータン 類人猿(るいじんえん)の一種(いっしゅ)。古くはショウジョウの名でよばれていた。スマトラ・カリマンタンの海岸沿(ぞ)いの森林に生活する,東南アジアでは最大(さいだい)のサル。体長(たいちょう):78〜97cm,体重47〜77kg。食物は野生の果実(かじつ)や木の葉・たけのこなど完全(かんぜん)な植物性(せい)のもの。高い木の枝(えだ)にがんじょうな巣(す)をつくり,夜はその中でねむる。オランウータンとはマレー語で「森の人」の意味。最近(さいきん),カリマンタンのボルネオオランウータンと,スマトラのスマトラオランウータンの2種(しゅ)に分けられた。分布(ぶんぷ):スマトラ・カリマンタン。(哺乳類(ほにゅうるい) サル目 ヒト科)