オランダ(王国)

ヨーロッパ州(しゅう)の北西部(ほくせいぶ)にある,北海(ほっかい)にのぞむ国(くに)。正式国名(せいしきこくめい)は「ネーデルラント王国(おうこく)」。政治体制(せいじたいせい)は立憲君主制(りっけんくんしゅせい)で,元首(げんしゅ)は国王(こくおう)。首都(しゅと):アムステルダム,面積(めんせき):4.2万(まん)km2(2015年),人口(じんこう):1704万(まん)(2017年)。言語(げんご):オランダ語(ご)(公用語(こうようご)),フリジア語(ご)など,宗教(しゅうきょう):キリスト教(きょう)(カトリック,プロテスタント),無宗教(むしゅうきょう)など,民族(みんぞく):オランダ人(じん)など。

〔自然(しぜん)のようす〕



国土(こくど)の約(やく)4分(ぶん)の1は干拓(かんたく)によってつくられた海面(かいめん)より低(ひく)いポルダー(干拓地(かんたくち))で,全体的(ぜんたいてき)に低(ひく)くて平(たい)らな土地(とち)が広(ひろ)がる。気候(きこう)は西岸海洋性気候(せいがんかいようせいきこう)に属(ぞく)し,北大西洋海流(きたたいせいようかいりゅう)と偏西風(へんせいふう)の影響(えいきょう)で温和(おんわ)な気候(きこう)。

〔あゆみ〕



1581年にスペインから独立(どくりつ)し,海運国(かいうんこく)として発展(はってん)。17世紀(せいき)には世界(せかい)に進出(しんしゅつ)して,イギリスとならんで世界(せかい)の貿易(ぼうえき)を支配(しはい)した。その後(ご),近隣(きんりん)の国々(くにぐに)の支配(しはい)を受(う)けたが,1815年に再(ふたた)び独立(どくりつ)。19世紀(せいき)にベルギー,ルクセンブルクが独立(どくりつ)し,現在(げんざい)の国土(こくど)になった。第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)後(ご)は,ベルギー・ルクセンブルクと経済同盟(けいざいどうめい)を結(むす)び,ヨーロッパ共同体(きょうどうたい)(EC(イーシー),現在(げんざい)のEU(イーユー)の前身(ぜんしん))の基礎(きそ)をつくった。

〔産業(さんぎょう)のようす〕



ポルダーに広(ひろ)がる牧草地(ぼくそうち)での酪農(らくのう)がさかんで,チーズなどの乳製品(にゅうせいひん)の生産(せいさん)が多(おお)い。チューリップなど園芸工芸品(えんげいこうげいひん)も重要(じゅうよう)な輸出品(ゆしゅつひん)。石油(せきゆ)・天然(てんねん)ガスを産出(さんしゅつ)する。工業(こうぎょう)は,電気機械(でんききかい)・石油化学(せきゆかがく)・造船(ぞうせん)・食品工業(しょくひんこうぎょう)がさかん。海運業(かいうんぎょう)も発達(はったつ)し,ライン川支流(がわしりゅう)の新(しん)マース川河口部(がわかこうぶ)にあるロッテルダムにはユーロポートがあり,ヨーロッパの海(うみ)の玄関口(げんかんぐち)となっている。

〔日本との貿易(ぼうえき)〕



オランダから日本への輸出(ゆしゅつ):一般機械(いっぱんきかい),電気機器(でんききき)など。

オランダの日本からの輸入(ゆにゅう):一般機械(いっぱんきかい),電気機器(でんききき),化学製品(かがくせいひん)など。(2015年)

〔国名(こくめい)の由来(ゆらい)〕



北海沿岸(ほっかいえんがん)のホラント州(しゅう)より。ホラントは「くぼ地(ち)」の意味(いみ)。

〔国旗(こっき)の由来(ゆらい)〕



赤(あか)は独立(どくりつ)のために戦(たたか)った国民(こくみん)の勇気(ゆうき),白(しろ)は神(かみ)の祝福(しゅくふく)を願(ねが)う信仰心(しんこうしん),青(あお)は祖国(そこく)への忠誠心(ちゅうせいしん)を表(あらわ)す。

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