オランダしょうかん【オランダ商館】 江戸(えど)時代,平戸(ひらど)ついで長崎(ながさき)におかれたオランダ東インド会社の日本支店(してん)。1609年平戸(ひらど)に開設(かいせつ),鎖国(さこく)によって1641年に長崎(ながさき)出島(でじま)に移転(いてん)させられ,オランダ人の居宅(きょたく)・倉庫(そうこ)などがたちならんだ。以後(いご),幕末(ばくまつ)まで中国とともに対日貿易(ぼうえき)を独占(どくせん)する。1858年の開国後は領事館(りょうじかん)となる。コーチ 商館長を甲比丹(カピタン)といい,年に1度,江戸(えど)への参府(さんぷ)をゆるされ,将軍(しょうぐん)に謁見(えっけん)して献上(けんじょう)物をおくった。