オルドビス紀 地質(ちしつ)時代の1区分で,古生代カンブリア紀(き)に次ぐ時代。約(やく)4億(おく)8800万年前から4億(おく)4400万年前の時代。石灰岩(せっかいがん)・砂岩(さがん)などを主体とし,三葉虫・頭足類(るい)・腕足類(わんそくるい)などをふくむ近海相と,けつ岩が多い遠海相が対照的(たいしょうてき)に発達(はったつ)している。三葉虫は多数の種類(しゅるい)が見られ,オウム貝のなかまやサンゴ類(るい)も繁栄(はんえい)した。また,魚類(るい)化石があり,脊椎(せきつい)動物・陸生(りくせい)植物の出現(しゅつげん)の時代でもある。コーチ イギリスのウェールズ地方の地層(ちそう)がこの時代の特徴(とくちょう)をしめしており,この地方の種族(しゅぞく)名のオルドビセスの名を転用した。